という映画が10月13日から公開され、初日の初回と2回目上映は舞台挨拶があるとの事だったので観に行ってきました。

物語は、昭和初期に空手の修行に励む3人が師の死に直面し、一子相伝の証である「黒帯」を誰が受け継ぐか?…というものです。この作品の特徴は、この物語のキーワードである”空手”を本物の空手家の方に演技して頂き表現している事です。なので、戦いのシーンなどに偽りが無く、その本物さ故に「黒帯」の物語中の重みがひしひしと伝わってきました。

「空手は争うためにあらず」という師の教えを守り続ける”義龍”と、空手の力という現実を見つめ己の強さを試す”大観”、その二人を見つめ師から託された黒帯を持つ”長英”の3人全ての方が空手有段者という贅沢な映画でした。