前回の屍鬼に続き小野不由美さん作のファンタジーホラーを読了しました。

実は本作の後に刊行される「十二国記」シリーズの外伝的位置づけのため、先に「十二国記」を先に読んでしまった身としては少々物足りなかったですが、高里(泰麒)が元々いた異世界の事を思い出すにしたがって広瀬(主人公)が抱く焦燥感は読み終えた後も胸に残りました。

そういえば、アニメ版の「十二国記」ではアニメ版オリジナルのキャラクターが登場しますが、女の子と広瀬がちょっと似たような設定だったのは、「魔性の子」を参考にしたからだったのかも?