明日からいよいよ9月ですね。
週末に勉強用プログラム用にマスタデータを作ろうとした際にGoogle Docsを使っていたのですが、「そういやマクロが提供されていたな」と思い試しに使ってみたところ、予想以上に使いやすかったので軽くまとめてみました。
■言語がjavascript
Excelだとマクロ言語はVBAになりBASIC言語ライクな記述になるのですが、Google Apps Scriptではjavascrptが使われています。なのでブラウザなどで使われている構文でマクロが記述できるため、VBAをイチから覚えるより学習コストは低めです。また、各種オブジェクトへのアクセスもVBAのオブジェクト名に似た形となっているため、VBAを経験した方はよりスムーズに移行できるかと思います。
(マクロヘルプが充実していればなお良かったのですが)
■デバッガがある
Google Docsはクラウド(ネット経由)で提供されるため、Google Apps Scriptのデバッグもloggerなどでちまちま行うかと思いきや、メニューからエディタを起動してその中でステップ実行や変数の中身を確認する事ができます!さすがにサーバとの通信を行いながらのため動作はVBAのそれと比べると緩慢ですが、ステップ実行した結果がGoogle Docsのセルに反映される状況はなかなか不思議な感じです。
「まとめる」といいつつ2点ですが(汗)、その他にもマクロ経由で他サイトへ通信する機能やJSON化などのライブラリも充実しており、またフォーム画面エディタなども搭載されているようです。そのためVBAで作られたちょっとしたアプリならGoogle Docsに移植できそうな気がします。まだマクロヘルプが充実していないのが難点ですが、今後バージョンアップなどで機能が充実していけば有力な移行先になるかもしれません。